亡者の妄言
こんにちは、みんとちょこです。
突然ですが、SnowManの増員に関してのお話をさせてください。
ファンにもなれなかった亡者の戯言です。
イラつきそうだな〜殺意抱きそうだな〜、という方は読むことをオススメしません。
1月17日、増員が新聞記事によって発表(流出?)されたあの日、私は血の気が引きました。少し前ならツイッターやワイドショーで見かけても気にも留めないグループだったでしょう。
けれど私はもう、SnowMan6人のYouTubeでの雰囲気、パフォーマンスの魅力をひしひしと感じていました。情報局へ入会するまであと一歩。そのタイミングでの増員でした。
私は好きになったグループのエピソードを掘るのが好きです。レポや雑誌。さまざまな媒体を漁ります。その中で6人が6人に対してすごくこだわっているように見えました。
SnowDream、それぞれのインタビューでの受け答え。そこかしこに"6人でいることの大切さ"が溢れている。
頭の中をぐるぐると駆け巡る増員のふた文字。滝沢秀明氏が社長に就任した際、もしかすると兄組が全組デビューするかも?そうしたら嬉しいなあ…と希望を抱いていただけに、何故、なぜ、ナゼ?と浮かぶのは疑問ばかりでした。
そんな中で、滝沢氏がLDHを参考にしている、というような記事をお見かけしました。
そこで、LDHも好きな私の持論を展開させてください。
私見で申し訳ないのですが、そもそもLDHとジャニーズとでは体制が全く違います。LDHはEXILEのための事務所です。
EXILEの事務所というと、そりゃあ所属しているのだから当たり前だと思われるでしょうが、そうではないのです。文字通り"EXILEのための"事務所なのです。
LDHはEXILEファーストであり、正直他グループはその次です。EXILEがツアーをしていると掛け持ちメンバーのいるグループはライブができません。それをメンバー、ファンも分かっています(どう思っているかは置いといて)
EXILEが頂点に君臨していること。それは揺るぎない事実で守っていく伝統。その名を守っていくためにLDHはあるのだと私は考えています。
それに対して、ジャニーズは誰のための事務所でしょうか?
社長であるジャニー喜多川氏の事務所ではありますが、LDHのようにどこか一つのグループのための事務所では無いように思います。
だからこそLDHを参考にしていると見た時、全く理解をすることができず困惑しました。そもそもの理念が違うのに何故参考にするのか、と。
Jr.に関してメンバーの組み替え、ユニット結成を積極的に行うことやブランド化を滝沢氏は話していたようですが。明確な理由が見つけられない増員、メンバーの組み替えなどは古株ファンや付いたばかりの新規ファンが流出する原因にしかならないと感じます。
もしかすると、LDHを参考にしているという滝沢氏の中でジャニーズJr.=EXILEと捉えていて、EXILEの中でユニットがあったり、兼任があったり、ということを踏まえてそういう発言を思っているのか?とも考えました。
しかしながらEXILEはLDH所属者の目標になり得ますがジャニーズJr.は目標ではなく過程に過ぎない、としか思えません。ほとんどの人はCDデビューを夢に見て目標に据えていることでしょう。
ブランド化を図ったところでいつまでJr.でいさせるつもりなのでしょうか。また、本人がJr.時代に感じたいい景色を見せたい、黄金期を作りたい、という話。これに関しても疑問が浮かびます。
いい景色とは何か。
デビューをしていなくてもチケットが完売することか?横アリ単独することか?当日券に沢山の人が並ぶことか?そのどれもを、SnowManは満たしていたのではないか。
黄金期とは何を指すのか。
スノストトララブキンプリ等々がいたあの頃。すごい時代だったね、と振り返る人は多いと思います。そもそも黄金期というものを人が意図的に作り出せるものなのかと。
SnowManは普通のジャニーズファン、オタクからみればキラキラしたアイドルではなかったかもしれません。SixTONESのようにギラギラもしていません。しかしアクロバットという目に見える武器を持ち、予約の取れない焼肉屋と比喩されるほどには着実に、誠実に、職人のように仕事を完遂した。それは他のグループにはない強みです。
今回の増員の圧倒的な見切り発車感。明確な見通しを立てずにSnowManの増員を決めたのではないかと思わざるを得ない対応の数々。加入組の行動。その一つひとつが話題になる度に職人の中に一朝一夕で決まったようなメンバーが入ることを誰が諸手を挙げて賛成するのか?と考えてしまいます。
そりゃあ芸能界という世界ではタレントは使い捨てでしょう。しかしながら少なくとも自身がJr.を経験している人だからこそ悪いようにはしないだろう、という希望を滝沢氏に夢見ていた人が大勢いただろうに。
それを、いとも容易く裏切った。
新聞での増員発表はファンへの最大の裏切り。とてつもなく不誠実。せめて、文書もしくは公式サイトでの発表が妥当ではないのか。Jr.なんだからそんなことはしない。という意見もあるでしょうが、今回はほかのJr.と毛色の違う話だと感じています。
自身のユニット解散さえも事後報告だった彼にはもしかすると想像に難しい気もしますが。今はグループ戦国時代。ファンのグループへの思い入れもひと昔前とは比べものにならないレベルになっていると思います。
それぞれ増えた演技をはじめとした外部仕事。YouTubeという新しい媒体への露出。滝沢歌舞伎の受け継ぎ。バックで培ったノウハウも活かして、これからは彼ら自身が輝くぞ!という時に増員されるなど、誰が考えるでしょう。増員されても仕方ない、なんて誰が言えたでしょう。
リーダーがこのグループだけは守りたかった、という言葉を発した。裏を返せば6人でいるためにはこれしかなかった、ということではないか。
6人でいたかったけれど、増員を認めなければSnowManでいられなかった。誰かが辞めるか、引き抜かれた可能性があるのではないか。考えすぎと言われればそこまでですが、そう感じるのです。
私は基本、好きでいる間はメンバーには盲目でいようと思っています。(倫理的におかしなことや、認めてはいけないことはあるのでそこに関してはシビアな見方をする方ですが)
6人が6人でいることを大切にしていたことは揺るぎない事実。だからこそどうしても、どうしても。諸手を挙げて賛成してお金を落として頑張れ!と応援できない。
グループ推し(箱推し)ファンの多さ、というのは強みだと思います。私は基本グループ自体が好きです。自身がファンである人だけでなく、グループのメンバーが出すソロCDやソロDVDなども買います。そうすることで事務所が潤えば、結果的に自身の好きな人が何かをやる際の資金にもなるでしょう。
事務所に還元する利益の面では単推しよりも、箱推しの方が絶対的に高いはずなのです。今回増員したメンバーのファンは箱推しのファンを離れさせてまでして利益が見込めるのしょうか?現にYouTubeの再生回数に関しては前と比べて変わらないか下がっているか、という具合。6+3なのに、こんな結果で良かったのでしょうか。
私はどうしても9人のSnowManを見ることができない人間です。今後どうなっても遠くからボンヤリと見ていることしかできません。好きなメンバーの個人仕事だけなら見られますが。
ファンにさえなれなかった私は単独のレポを見るたび、アクロバットを武器にほんわかした雰囲気のSnowManは幻だったのかなあ?と侘しい気持ちでいっぱいです。
また、先日のテレビで見たSixTONESと6×6でしていたパフォーマンスはかっこいいなあ、と楽しく見ていましたが、SnowManのパフォーマンスになったとき、目を疑いました。ヒヤヒヤするアクロバットに立ち位置を誘導される様子。6人であったならどうだっただろう、と。SixTONESが全員の見せ場がキッチリとあったのに何故加入したばかりの子が全てを攫うのか。
悔しい。悲しい。苦しい。
あんなに頑張ってきたのに。
自分たちの大切なものを捨てて、良い場面だけ掻っ攫われて、それでも笑顔で。
こんなことなら、もっと早く出会って6人のパフォーマンスを見たかった。
今更もう遅いのかもしれません。
でも、そう思わざるを得なかった。
新規のくせに(いや、ファンにさえなれませんでしたが)長くなりました。しかしながら1/17から今日までの気持ちです。
願わくば、皆が幸せになれる結末を。